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土橋館長プロデュース!「キプリス」から発表されたダレスバッグがオンラインストアで販売開始!

2024 年、「キプリス」から発表された『ダレスバッグ』はかなりヤバい!

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キプリスと言えば、株式会社モルフォの最強ブランド。この会社は、一般ユーザー向けに良質な革製品を販売しているが、世界の有名ブランドとコラボして数多くのセレブ向けレザー商品を世に送り出している事実はあまり知られていない。

ダレスバックとは、1951 年、米国の平和使節団の一員として日本を訪れたジョン・F・ダレス氏が持っていたことから名付けられた。しかしこれは和製英語であり、英国では「Top Frame Briefcase」と呼ばれており、このデザインの原形は素材の違いこそあれ、100 年以上前から存在する。また、往診時に医者が持ち歩くバックとして、「ドクターズバッグ」とも呼ばれ、シャーロック・ホームズに登場する医師のワトソンが持っている様子を連想するシャーロキアン(ホームズの熱狂的マニア)も多いだろう。
バッグの真上から開くこの機能的なデザインは、医師が往診に持ち歩く医療機器はもちろん、
現代のビジネスマンにとっては、多くの書類やノートパソコンを効率的に収納できる信頼の
ツールボックスと言えるかもしれない。

今回発表されたダレスバッグには、ベルギー唯一のタンナーで鞣された革を使用しており、
最高級とされるヨーロッパ原産のショルダー部位の原皮からさらに厳選したものだけが用
いられている。このレザー表皮には歳月を経てできたトラ(シワ模様)が入り、一枚一枚ま
た部位によっても表情が異なり、その個体差が個性となり、商品に深みのある表情をあたえ
ている。それをあえてバックの本体とハンドルに配置しているのである。


【Photo】英国アンティーク コーヒーテーブル 1920 年


このトラ(シワ模様)は、まるで英国アンティーク家具のオーク材に見られるような虎斑(と
らふ)を思わせる紋様である。
きめ細やかで、つややかに仕上げられたこの革は、生産過程での多加脂により、使い込ん
でいくと著しく増す独特の味わいと、深みのあるツヤを醸し出すという。まさにアンティ
ークの概念と同じ、経年美化である。

【Photo】最高級ショルダーレザーはオークの虎斑模様を感じる。

このレザー紋様は、部屋の中では目立たず陰影のある単色に見えるが ひとたび室外に出ると、光の加減でこの紋様が浮き出てくる。まさにヴィクトリア時代のホームズ物語から抜け出たような英国アンティークモチーフのバッグに仕上がっている。

【Photo】ダレスバック(レッド)のバックルと虎斑模様

バックル部分には、日本の職人の最高技術が注ぎ込まれ、滑らかなラインを削り出す堅固な金属加
工と鍵前がセットされている。

カラーの選択が実に秀逸である。

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赤は、「スカーレット レッド」と呼ばれる緋色。シャーロックホームズの最初の物語「緋色
の研究、The Study in Scarlet」のファーストエディションのタイトルを連想される。
青は、「ロイヤルブルーミックス」と呼びたい。光の加減で、トラ(虎斑)の間で、ロイ
ヤルブルーとネイビーが入り混じる高貴なカラー。

緑は、クラシックなブリティッシュカーを連想させ、黒はまさにオーセンティック。

間違いなくネイビーや正統派のブラックはスーツに良く似合う。しかし、是非、スカーレッ
トを感じさせるレッドを持って周囲と一線を画す個性を発揮してみたい。

さて自分ならどのカラーをチョイスしようか?

この問題について、ホームズ気取りで暖炉の前で指を合わせて瞑想するのも悪くない。

英国アンティーク博物館 BAM 鎌倉
館長 土橋 正臣